笠 りつ子ritsuko ryu

10年4月に熊本市親善大使に就任。10年に6月のリゾートトラストレディス3位などで、賞金ランク37位で初の賞金シードを獲得。11年8月のニトリレディスで、キャディーを務めた父との親子タッグでプロ6年目の23歳で初優勝。12年4月のヤマハレディースで最終日4打差7位からの逆転でツアー2勝目。15年3月のアクサレディスでは、プレーオフ4連勝中だったイ・ボミ（韓国）に3ホール目で競り勝ち、3勝目を挙げた。
16年8月のNEC軽井沢72で通算4勝目。4月の熊本地震、6月の大雨で自宅が被災する中、涙の優勝で「優勝賞金で家を建てたい。良い報告ができたのはうれしい。熊本の人は強いので前向きになっていると思う」と優勝インタビューで語り、災害に苦しむ故郷を勇気づけた。同月のニトリレディスで初の年間複数回優勝となる2勝目を挙げるなど、年間獲得賞金1億3411万4013円で賞金ランク自身最高の3位に入った。16年73・1568％、17年72・9036％でパーオン率はツアー2位のショットメーカー。21年6月のヨネックスレディスでツアー史上10人目の3日間ボギーなし優勝で6勝目を飾った。
21年から年間獲得バーディー数につき、1キロの熊本ブランド黒毛和牛の「藤彩牛（ふじあやぎゅう）」を熊本の子ども食堂に寄付する「熊本市子ども食堂プロジェクト」を開始。20―21年シーズンは、牛肉426キロとヨネックスレディスの優勝副賞のコシヒカリ100キロを寄贈。22年は牛肉307キロを寄付した。