有村 智恵chie arimura

08年6月のプロミスレディスで同郷の永久シード保持者・不動裕理に競り勝ち、涙のツアー初優勝を遂げた。09年5月のクリスタルガイザーレディス、7月のスタンレーレディス、8月のNEC軽井沢72、9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン、11月の大王製紙エリエールレディスで年間5勝。自己最多の1億4080万4810円を稼ぎ11年、12年と並ぶ自己最高の賞金ランク3位に入った。
11年は7月のスタンレーレディスで世界主要ツアー初の大快挙で注目を集めた。第1ラウンドの8番でアルバトロスを達成すると、16番でホールインワン。「3万年に1度」という確率を体現して完全優勝した。8月のCATレディース、11月の樋口久子・森永製菓レディスと年間3勝。獲得賞金の寄付や小学校訪問など、東日本大震災の被災地支援活動も開始した。
12年も9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で涙のメジャー初制覇を達成するなど3勝。12月の米女子ツアー予選会を5位で突破し、13年から米女子ツアーに主戦場を移した。6月のショップライトクラシックで5位に入るなど賞金ランク61位でシードを獲得。14年からクリスマスに子供たちの夢を叶える「智恵サンタ」活動を始めた。
15年、16年は米女子下部ツアーが主戦場で、16年4月の熊本地震を機に日本ツアーへ復帰。18年7月のサマンサタバサレディースで6年ぶりの通算14勝目。19年は選手会長に当たるプレーヤーズ委員長を務めた。新型コロナ禍の20年には、女子プロ共有SNSアカウント「LADY　GO　GOLF」を立ち上げてファンへ積極的な発信活動。22年に30歳以上の女子プロのためのツアー外競技「LADY　GO　CUP」も発足させた。